今までで1番大変だったゲームキューブソフト。
今までクリアしてきたゲームのいくつかは、無理だと諦めかけても、諦めずになんとかクリアしてきたけど、このゲームは違う。本当に無理。
勝手に決めてるクリア条件だけど、多少緩くせざるを得なかった。これでも頑張ったと個人的には思うけど…
昔からあるハイパースポーツシリーズ…昔はファミコンであったみたいだけどプレイしたことはない。なんとなくファミコンの連打ゲーのイメージ。
前回のゲームが『SSXトリッキー』だったので、雪には慣れているけど…
チャンピオンモードというのがあって、8種目の得点合計で優勝を目指すらしい。これいいじゃん!と思って始めてみる。
いつものように主人公感がある人を選ぶ。とりあえず日本人のジンナイタケオさん。しかし8種目…モーグルからスノーボードまで全部こなすってどんな超人…
とりあえず8種目プレイしてみた結果は…
ぶっちぎりの8位。
最初だからとかじゃなく、今までの経験から、コレはもう、どんなに頑張っても無理だとわかってしまった…たぶんこのモードで入賞とかをクリア条件にしたら死ぬ。
とりあえず個別のトライアルモードに行かせてほしい…
むしろこのモードで個別に入賞できるかもわからんくらいに難しすぎる。
クリア条件
トライアルモードでチャンピオンモードの8種目入賞
これが自分の限界…
好きな競技が選べるんで、チャンピオンモードで難易度低いと感じた競技から始めてみることにする。
まずは1番イケる気がしたスノーボード、ハーフパイプをクリアしたい。前回がスノボだったからでは全然なくて、目押し的な要素のみだから1番イケる気がしただけ。
左下のゲージをABCDの指定された所で目押しして、その後に表示される矢印のキー入力をするだけ。まぁまぁ面倒くさいけど、これはなんとかなる。
しかし完璧にできたくらいの入力をしたのに銀メダル。要求が高すぎる…
次はダウンヒル。
なかなかなスピードで坂を下るけど、旗の旗の間をくぐらないと失格。
ちょっとぶつかるとよろけるけど、一回よろけたら絶対8位。
もうこうなったら即リセット。これがチャンピオンシップモードだったら、もう一回よろけたら全部お終い。さすがに無理…リセットを何度も繰り返してなんとか3位に。
この間キツすぎて止めようかと思ったけど何とか頑張った…もうメダル取った瞬間とか写真残ってないもんな…
次はボブスレー。
いや、ボブスレーとか楽しそうだなと思うじゃないですか…コレがなんというか神経使うというかなんというか…
まずちゃんと乗らないといけない。
上のゲージが貯まるようにひたすら連打してLボタン、連打してLボタン…ミスるとまず発進できない。
乗らずに失格。ちょっと笑っちゃったよ…
乗ると爽快!というより電流イライラ棒のような感じ。とにかく両サイドにぶつからないよう微調整する。
スピード感はあるけどやることはバランス取りなんでなかなかしんどい。しかもミスるとまた乗り込み連打が待っている…
とにかく丁寧なプレイを心がける。スティックを慎重に動かす…
乗り込みの連打で指をいためつつ何とかクリア…
まだ3つ…
次のK90っていうスキージャンプはとにかくよくわからない。連打に疲れたから連打じゃないのを選んだけど、まずシンプルに操作がよくわからない。
LとRを押して、放してジャンプってのはわかる。その後にLとRの押し込み具合でバランスをとるのがよくわからない。
なんかバーが上から迫ってくるからそれにぶつからないようにするのか?と思ってそれを意識しても、いきなり転ぶ。説明書を見てもなんのヒントもなし。
何度もプレイしてなんとなくLRを押し込む作業…俺は何をしているのか?と何度も問いかけながらプレイしていると、いつのまにかメダルがもらえていた…
何をどうしたのか自分でもよくわからない…何かラッキーなことが起きたんだろう…
もう何でもいいやという気分で4つ目クリア。
ここから四天王というか、クリアできる気がしない4
種目の始まり…
まずはスラローム。
ダウンヒルと似ていて旗と旗の間を通らないといけないけど、坂じゃないんで遅い。スピードがゆっくりでコーナリングの匙加減がわからず、ゴールまで行くことすら難しい。
ゴールできてもダントツでビリ。タイム差に絶望する。ここまで日本人を使ってきたけど、もはやパラメーターが各競技に特化した人を使った方がいいことに気づく。
日本人やめよう。
とにかくスピードを優先させ、フランス人を選んでプレイ。
また長い戦いが始まる…
少しでもミスがあれば即リトライを繰り返す。
集中力が切れてた時は普通に壁にぶつかってた。
死ぬほどやり直してなんとか3位に…
あまりの嬉しさにリプレイを撮影。
とにかく走り込むのはまるでグランツーリスモのライセンスをプレイしてる気分。
タイムもかなりギリギリだった…
次はモーグル。
コレがある意味最も理不尽。
いないと思うけど、これからプレイする人のために言っておきたい…
説明書のモーグルのとこ間違ってるよ!!
モーグルはボコボコした地面を滑って空中でトリック決める競技。
L Rでリズムよく滑るのはわかる。んで、空中でトリックを決めるんだけど、説明書見るとAボタンでトリックのコマンドリスト表示と書いてある。
説明書にはコマンドは載ってない。なぜコマンドを説明書に載せないのか疑問だけど、Aボタンを押しても何の反応もない…え?バグ?
ただのジャンプ…
なぜならトリックのコマンドがわからないから…
チュートリアルのスティックの動きを見て1種類だけわかったけど、他はわからん…
ネットで調べても一切情報なし。
とりあえずこのトリックで早くゴールしてみよう…と思っても、結果はぶっちぎりでドベ。これは…大丈夫か…と不安になる。
しかしひたすはタイムを縮めるべく頑張ってると、どこかのボタンを押してしまい、なぜかコマンドリストが表示される…
なぜ?と思ったら
コマンドリスト表示はAボタンじゃなくてYボタンやんけ…
脱力感に襲われながら、点数が高そうなトリックを練習する…
コマンドがわかれば道は見えた。練習を重ねてLRのタイミングも慣れてくる。
結果なんとか3位に…意外と難しそうなスティックを回す系のトリックが安定して高得点でる。
あとスピードは必要。遅い選手はどれだけいいトリック決めても上位に入らない…
ここから地獄の連打タイム。
スピードスケートは連打ゲーだった。
スタートしたらとにかく連打…
カーブは黄色いメーターに青いメーターぶつからない程度に連打…直線になったら連打…ただただ連打してた記憶しかないんでなんとも言えないけど、楽しさみたいなものは少なくともなかった…
キャラもスピードとパワーが高い人にして指が痛くなるまでプレイ。
なんとか3位になったけど、2度としたくない…
でも次も連打なんだよな…
スキージャンプのK120
同じスキージャンプのK90となぜか操作方法、コマンドが違う。いや、同じでいいじゃんと思うけど、コレがハイパースポーツ、楽させない。
連打、タイミングよくジャンプ、連打、タイミングよく着地と、要求されることが正直今までで1番きつい。
なんだかんだ言っても他の競技は何回もプレイすると多少上達は見えた。ただコレは再プレイするたびに指が痛くなるほどの連打を求められる。
同じ連打でも、スピードスケートはほぼ連打のことだけ考えておけばよかったけど、コレはさらにタイミングを要求される。少しでもズレたタイミングでジャンプすると悲惨な結果になる。
あれだけ連打したのに…しかもこの競技2本もある…
1本目がいい記録だった時だけ2本目本気で連打するようにすることに。かつ指が限界になるのが早いんで、無理しない範囲で毎日プレイするっていう長期戦を覚悟した戦法をとる。
ある日1本目がかなり良かったんで、その日ラストと思って思いっきり連打した2本目…
ワールドレコードで優勝。
最後の競技で金メダルがもらえた。
嬉しい…もうプレイしなくていいんだ…
いろいろ突っ込みどころが多いし、決して楽しかったわけではないけど、なぜか思い入れはあるゲーム。説明書の誤りは置いといて、なんか愛着のようなものが湧いてきた。
たぶんそれぞれ操作方法が違うゲームを違うアプローチでクリアしていくことで、フロムゲーのボス戦をプレイしているような気持ちになったかも…いや、それは褒めすぎのような気が…
その気になればやり込めるし、長年続いたシリーズというのも多少理解できた気はする。ただあの連打はゲームキューブでやるもんじゃないよな〜でも苦労した分きっと時々思い出すようなソフトかも。
少なくともこのゲームがクソゲーと馬鹿にされてたら嫌な気持ちになるくらいは好きになった気がする…
クリア本数 11本/276本
次はVIRTUA STRIKER 3 ver.2002